公開 更新
香川・高松で盆栽を選ぶなら|鬼無・国分寺という産地のこと
「香川県で盆栽を探している」「産地から直接買えるお店を知りたい」——そうお考えの方に向けて、香川県高松市の鬼無(きなし)・国分寺という産地の特徴と、産地で盆栽を選ぶことの意味をご紹介します。
なぜ「産地で選ぶ」ことに意味があるのか
盆栽は、種や苗木から何十年もかけて仕立てられる樹です。その長い時間のあいだに、剪定・芽摘み・針金かけ・植え替えといった作業が、何度も繰り返されています。産地には、その作業を代々積み重ねてきた技術と、樹をどう見るかという目が蓄積されています。
同じ樹種・同じ大きさでも、仕立ての丁寧さは枝の配置や根張りの美しさに表れます。産地の樹を選ぶということは、その積み重ねを選ぶということでもあります。たとえば下の当店の黒松は、根張りが見どころの模様木です。

鬼無・国分寺というエリア
高松市の西部に位置する鬼無・国分寺地区は、松盆栽と盆栽用苗木の産地として全国的に知られてきました。江戸時代の庭木・松苗の生産に起源を持ち、明治から昭和にかけて苗木生産の技術が発展し、やがて樹形を仕立てる「盆栽」づくりへとつながっていきます。歴史的な背景は香川で盆栽づくりが根付いた理由で詳しくご紹介しています。

瀬戸内の気候が盆栽に向いている理由
- 温暖で降水量が少ない:過湿を嫌う松柏類の栽培に適しています。
- 強い霜や大雪が少ない:冬の間も樹への負担が小さく済みます。
- 水はけの良い土壌:根の健康を保ちやすい環境です。
気候が安定しているということは、樹が毎年同じリズムで育ち、仕立ての計画が立てやすいということでもあります。長い年月をかける盆栽づくりにとって、これは大きな条件です。
香川で広まった品種「錦松」
黒松の変種である錦松は、コルク状に豪快に割れた樹皮が最大の魅力です。国分寺町は明治期以来、この錦松の発祥の地として知られており、香川と縁の深い品種です。松としての気品と、荒々しい幹肌の質感を併せ持つ、個性の際立った一鉢です。当店の錦松も、荒々しく割れた樹皮と太い幹が見どころです。

香川の盆栽をお迎えするときに知っておきたいこと
温暖な気候で育った樹を寒冷地でお迎えする場合は、初めての冬だけ少し気を配ってあげてください。鉢が凍りつかないよう棚にのせて地面から離す、風の当たらない場所に置くといった基本的な対策で十分です(下の写真)。具体的な方法は盆栽の冬越し・寒さ対策の基本をご覧ください。

実物の写真で、一点ずつご紹介しています
香川盆栽では、産地で仕立てられた一点物の盆栽を、実物の木を撮影した写真(背景や色味は加工しています。木の形は加工していません)とともにご紹介しています。盆栽は同じ樹形のものが二つとないため、写真と説明をご確認いただいたうえで、納得のいく一本をお選びいただければと思います。通販でのお店選びのポイントは盆栽の通販で失敗しないお店の選び方でも解説しています。
まとめ
香川・高松で盆栽を選ぶということは、気候と技術が積み重なった産地の樹を選ぶということです。樹種の選び方から始めたい方は初めての盆栽、選び方ガイドを、実際の樹をご覧になりたい方は香川の盆栽の商品一覧からお進みください。
よくある質問
寒い地域に住んでいますが、香川の盆栽を育てられますか?
育てられます。気を配りたいのは、お迎えして初めての冬です。鉢を棚にのせて地面から離し、風の当たらない場所に置くのが基本で、冷え込みの厳しい地域ではさらに軒下や無暖房の場所へ移すのが目安です。詳しくは盆栽の冬越し・寒さ対策の基本をご覧ください。
錦松の手入れは、黒松と違いますか?
錦松は黒松の変種なので、日当たりと風通しの良い屋外に置き、土の表面が乾いたら水をやるという基本は黒松と同じと考えてよいでしょう。見どころのコルク状の樹皮ははがれやすいので、植え替えや針金かけのときに幹を強くつかんだりこすったりしないように気をつけてください。
香川から遠い地域にも送ってもらえますか?
発送は国内のみで、ご入金を確認してから通常5営業日以内に発送しています。お届け先について気になる点があれば、お問い合わせからお聞きください。